パーソナルトレーナーで年収1000万稼いで成功する条件を現役トレーナーが解説

「パーソナルトレーナーで年収1000万円稼げるって本当なの?」

「どうやって稼いでいるの?」

ジンノウチ

このように本当にパーソナルトレーナーで年収1000万円を稼ぐことができるのか、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕自身、18歳のときにスポーツクラブでアルバイトを始めたときには想像できませんでした。

今の僕は20年以上パーソナルトレーナーとして活動し、年収1000万以上稼ぐ多くのパーソナルトレーナーをサポートしています。

今回の記事では、パーソナルトレーナーが年収1000万以上を稼いで成功するための3つの条件を解説し、さらに、パーソナルトレーナーとして年収1000万以上を超すための7つのステップを紹介します。

パーソナルトレーナーが年収1000万以上を稼いで成功するための3つの条件

パーソナルトレーナーとして年収1000万以上を稼ぐためには少なくとも3つの条件があります。

この3つの条件をクリアできていないと、パーソナルトレーナーとして年収1000万以上を稼ぐのはかなり難しいです。

条件① 独立・開業の一択

パーソナルトレーナーとして年収1000万以上を稼ぐためには、独立・開業する必要があります。

パーソナルトレーナーには3つの働き方があります。

  1. アルバイト
  2. 正社員
  3. 独立・開業(フリーランスも含める)

アルバイトで働いても時給があまり高くないため、どれだけ頑張ったとしても年収1000万以上は稼げないのは簡単に想像できるかと思います。

アルバイトでパーソナルトレーニングをクライアントさんにしてインセンティブを得られたとしても、1000万は超えません。

アルバイトでパーソナルトレーニングをしてインセンティブも含めて月に30万以上を超えたら、アルバイトで働くよりも、フリーランスになって働き、年収1000万を目指しましょう。

一方、パーソナルジムやフィットネスクラブなどに就職して正社員となってパーソナルトレーナーとして働き、店長などの責任者やマネージメント側にいくことによって1000万円を超える可能性は否定しませんが、クライアントさんをトレーニング指導しているパーソナルトレーナーとしての労働時間は少ない、もしくはない状況になっています。

上記のように、パーソナルトレーナーとして活動する3つのうち、アルバイトと正社員の場合には、トレーニング指導をメインとするパーソナルトレーナーとしては、1000万以上を超えることはありません。

ジンノウチ

少なくともフリーのパーソナルトレーナーとして20年以上活動していますが、僕は1000万以上を超えているという方を会ったことがありません。

パーソナルトレーナーが年収1000万以上を稼ぐためには、フリーランスを含めた独立・開業が一択になります。

僕のように自分の店舗を持たずに活動することもできますし、自分のパーソナルジムを開業して自分でトレーニング指導することもできますし、自分も働きながら、パーソナルトレーナーを雇用したり、外注したりすることもできます。

独立・開業のメリットはやはり、自由に自分でトレーニングセッションの値段を決められることです。

年収1000万以上を超えるためには、トレーニングセッションだけで考えればだいたい1時間のセッションであればおよそ1万円の単価に設定する必要があります。

アルバイトや正社員という立場でトレーニングセッションの単価を決めることはできません。

自分で独立・開業しているからこそ、自分で単価を決められます。

条件② 顧客満足度の高いサービスが提供できる専門力を持っている

トレーニングセッションの売り上げだけで年収1000万以上にするためには、トレーニングセッションを高単価にする必要があります。

トレーニングセッションを高単価にするためには、高単価にする価値がなければなりません。

この価値というのは、パーソナルトレーナーが決めるものではなく、お客様が判断するものです。

お客様が価値が高いと感じる=顧客満足度の高いサービス

高単価なトレーニングセッションを提供するためには、顧客満足度の高いサービスを提供できる専門的な能力を身につけておく必要があります。

専門的な能力には、下記の3つが必要です。

  • 知識
  • スキル
  • 経験

よく誤解されてしまうので、念のためお伝えしますが、これらは、お客様が価値を感じることができる知識・スキル・経験です。

パーソナルトレーナーが感じる高い知識・スキル・経験ではありません。

条件③ クライアントさんが絶えない集客力を持っている

顧客満足度の高いサービスを提供できるパーソナルトレーナーが独立・開業したとしても、価値を感じてくれるお客様が目の前に来て、トレーニングセッションを受けてくれなければ、当たり前ですが、売り上げには繋がりません。

そこで必要になってくるのが集客力です。

ジンノウチ

ここで大切なのが、クライアントさんが絶えない集客力を持つことですから!

単なる集客力ではなく、クライアントさんが絶えない、途絶えない集客力です。

あなたのトレーニングセッションを凄く受けたい!と思っているお客様を集客することが大切です。

この状況を作っていれば、セールスは必要ありません。

お客様から、「トレーニングセッションはどのように申し込めばいいんですか?」と聞いてきてくれます。

パーソナルトレーナーで年収1000万円を目指す7つのステップ

これから年収1000万以上のパーソナルトレーナーを目指すためには、どのようなステップで進めばいいのかという、7つのステップを紹介します。

ステップ① 成功するパーソナルトレーナーになるための全体像を理解する

最初のステップは、全体像を理解することです。

全体像を理解せずにガムシャラに頑張っても、継続することは難しいです。

時には、自分自身を客観的に評価する必要があるので、どのような全体像になっていて、自分自身は今、どの段階にいるのかを把握することが大切です。

この全体像を理解するためには、この記事を最後まで読んでもらって、7つのステップを理解していただけたらと思います。

ステップ② 独自のパーソナルトレーニング事業計画を作成する

パーソナルトレーナーとして1000万以上を稼ぐためにはそれなりの計画が必要です。

ビジネスで事業を始める際には、必ず事業計画書を作成します。

事業計画書と聞くと、難しそうと思うかもしれませんが、僕が伝えている「独自のパーソナルトレーニング事業計画」とは、あなたがどのようにパーソナルトレーナーとして1000万以上稼ぐのかをより具体化した計画です。

僕の場合だと、大きく4つの仕事があります。

  • パーソナルトレーナーとしてのトレーニング指導
  • スポーツ現場でのアスレティックトレーナー
  • 講師・執筆
  • コンサルタント

特にパーソナルトレーナーとしてのトレーニング指導に関しては出張とオンラインでの2つの提供方法があります。

あなたが独立・開業したときに、

  • どのように働きたいのか
  • どのような人と働きたいのか
  • どこで働きたいのか
  • 収入の内訳はどのようにしたいのか

など、パーソナルトレーナーと言っても、働き方は様々あります。

僕は、結婚もしていないですし、仕事がとても楽しいので休日は必要ないので、依頼される仕事があればずっと仕事をしています。

1か所で働くのは苦手なので、自分の店舗も持っていません。

誰かを雇用や外注をして、店舗運営をすることもできますが、パーソナルトレーニングに関しては自分で全部やりたいと考えているので、店舗での雇用や外注には向いていません。

この独自のパーソナルトレーニング事業計画で必ず決めておいてほしい項目が5つあります。

  • 働く時間
  • トレーニングセッションをする時間(稼働時間)
  • クライアントさん(性別、年齢、トレーニングの目的)
  • 働く場所(自身の店舗、シェアジム、出張、オンラインなど)
  • 集客方法

上記の5つを決めたら、どのような知識やスキル、経験が必要かを洗い出してあなた独自のロードマップを作成します。

ジンノウチ

完成したあなた独自のパーソナルトレーニング事業計画のことをロードマップと呼んでいます。

このロードマップを見て、どこまでゴールまで近づいているのか、どれだけこれまで進めてこれたのかを実感することができます。

ステップ③ 最低限の専門力とマーケティング力を身につける

ステップ②で作成したロードマップを基に、まずは最低限の専門力とマーケティング力を身につけます。

ここでの最低限の専門力というのは、知識とスキルの2つだけです。

専門力で必要な経験に関しては次のステップ④で身につけていきます。

このステップ③にすごく時間をかけてしまう人が多くいます。

忘れないでほしいのは、専門力を評価するのはあなたではなく、お客様です。

トレーナーがトレーナーとして知っておくべき知識や身につけるべきスキルと考えているものとは違います。

ジンノウチ

このステップで時間をかけ過ぎないためにも、そして、効率よく学ぶためにも、僕はトレーナーの養成スクールをおススメしています!

資格を取得するのであれば、このステップで必要な資格を取得してください。

僕は、パーソナルトレーナーが資格を取得する目的は、① 集客 ② 条件のクリアの2つだと思っています。

パーソナルトレーナーの資格取得が、保険に介入するための条件であったり、トレーニング施設を使用するための条件であったり、仕事を得るための条件になっています。

ステップ④ 身につけた専門力で実際に実績を積み上げる(無料もしくは低価格)

必要な資格を取得し、ステップ④で最低限お客様を満足することができる知識とスキルを身につけたら、無料もしくは低価格でいいので経験を高めるためにサービスを提供してください。

このステップ④までは、アルバイトや正社員、フリーランスの働き方はどれでも構いません。

パーソナルトレーナーとして仕事がきつい、長時間労働で「トレーナーはやめとけ」と言われているのはこのステップ④までのトレーナーのことです。

誰かに「パーソナルトレーナーはやめとけ」と言われたことがある方や、「トレーナーはやめとけ」という言葉が気になる方はぜひ下記の記事を読んでみてください。

このステップ④では、トレーニング指導の経験を積み、実際に実績を積み上げることが目的です。

職人の下積み時代というような意味合いなので、収入としては低くなってしまいます。

ジンノウチ

ただし、ここで積み上げた実績が高単価にしたときの集客のセンターピンです!

このステップ④では、あなたの時間とトライ&エラーする思考と行動が投資の元本です。

ステップ⑤ 積み上げた実績で集客を始める(高価格)

ステップ⑤からはとうとうこれまで投資してきたあなたの時間と努力が収入という形で開花してきます。

年収1000万円でパーソナルトレーナーとして成功するためには必ず高価格でサービスを提供する必要があります。

都内であれば、このステップ⑤で年収1000万を超えることは可能ですが、この記事を読んでいる方で地方で活動している方もいらっしゃると思うのでステップ⑥と⑦もあります。

このステップ⑤で1000万を超えたという方に関しては、働く時間を減らしたい場合や、3000万や1億を目指す場合にはステップ⑥と⑦にも挑戦してください。

ステップ⑥ オンライン集客を始める(サービスのオンライン化)

ステップ⑤でもTwitter XなどのSNSでの発信をしておくことが大切ですが、地方などトレーニングセッションでそこまで高単価の商品を売れにくい、または購入してもらえるクライアントさんの人数が制限されてしまう場合もあります。

そのように、対面や紹介などでの集客で限界を感じた場合にはオンラインでの集客を始め、サービスもオンラインで提供できるようにする必要があります。

ここでのオンラインでのサービスというのは、オンラインでのトレーニング指導だけではなく、NoteやBrainなどの情報商材、Zoomなどでのダイエット相談・コンサルティングなど様々な形態があります。

ステップ⑦ スクール化/コミュニティ化

そして、最後にスクール化またはコミュニティ化です。

もし、パーソナルジムなど店舗経営であれば、このコミュニティ化に関しては、店舗を運営する当初から始める必要があります。

オンラインでのスクールやコミュニティだけではなく、みんなで一緒にキャンプに行ったり、旅行に行ったりする企画も含まれます。

また、店舗運営であれば、フィットネス業界で有名なインストラクターやインフルエンサーなどを店舗に呼んでイベントを企画したり、店舗近くのスーパーなどでダイエットショッピングツアーなどのイベントを企画することもできます。

最後に

今からパーソナルトレーナーとして年収1000万以上を超えるためには、顧客満足度の高いサービスと集客力を身につけ、独立・開業することが少なくともクリアしなければならない条件です。

この3つの条件をクリアするためにどのように進めていくかを自分でロードマップを作成し、そのロードマップを進んで、ぜひあなたが目指している年収1000万以上のパーソナルトレーナーとして活躍してください。

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ABOUT US
ジンノウチ シュンパーソナルトレーナー
パーソナルトレーナー歴20年以上。アメリカの準医療資格であるアスレティックトレーナー、NASM公認のパーソナルトレーナーを養成するフィットネスエデュケーターとして活動。日本健康医療専門学校スポーツトレーナー養成コースで「NASM CPT養成コース」を担当。