日本でもトレーナーの団体として有名なNational Strength and Conditioning Association (全米ストレングス&コンディショニング協会)は3つの資格の教科書を発行しています。
今回の記事では、NSCAが発行している3つの資格に関連する教科書を紹介します。
目次
NSCAが発行している3つの資格
NSCAが発行している3つの資格とは、
- NSCA CPT (Certified Personal Trainer) 公認パーソナルトレーナー
- NSCA CSCS (Certified Strength and Conditioning Specialist) 公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
- NSCA CPSS (Certified Performance and Sports Scientist) 公認パフォーマンス&スポーツ科学者
NSCA CPTはスポーツ選手以外の一般の方を対象にしたパーソナルトレーナー向けの資格で、CSCSとCPSSについては、チームやスポーツ選手を対象にしたパーソナルトレーナー向けの資格です。
中でも、CPSSについては最近発行されるようになった資格で、教科書については日本語版がありますが、試験については英語でしか受講することができません。
NSCAが発行している3つの教科書
NSCAが発行している3つの教科書は、発行している3つの資格に該当しています。
難易度としては、CPT⇒CSCS⇒CPSSという順番になっていますが、CPTの教科書から順に読んでいかないと理解できないという訳ではありません。
バイオメカニクスやスポーツ生理学の研究者で、スポーツ現場などチームに雇用されて活動したいと思っているのであれば、CPSSの教科書から読み始めても大丈夫です。
また、一般の方へのパーソナルトレーニングというよりかは、スポーツ現場でのチーム指導やスポーツ選手へのトレーニング指導に興味がある方はぜひ、CSCSの教科書から読んでみてください。
NSCA CPTの教科書: NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識
NSCA CPTは、一般の人を対象にしたパーソナルトレーナーです。
この資格の受講条件は、高校卒業なので多くの方が受講でき、特別なカリキュラムなどを受講する必要はありません。
NSCA CSCSの教科書
NSCA CSCSの教科書は3冊あります。
アメリカでは、NSCA決定版ストレングス&コンディショニング第4版が唯一の教科書で、それを日本語版にしたものです。
NSCAの日本支部であるNSCAジャパンがこのNSCA決定版ストレングス&コンディショニングを持ち運びやすく理論編とエクササイズ編の2冊に分けてくれました。
NSCA決定版ストレングス&コンディショニング第4版
NSCA CSCS (Certified Strength and Conditioning Specialist)は、スポーツ選手を対象にしたトレーニング指導の専門家です。
この資格の受講条件は、大学卒業です。
現在は、大学でどのような分野を専攻していたとしても大学を卒業していれば、資格試験を受講できますが、アメリカでは2030年以降からは大学にある認定されたプログラムで卒業しなければ受講できなくなります。
日本でどうなるのかはとても気になっていますが、情報は入手できていません…
アメリカでスポーツ選手を指導したいと考えているのであれば、間違いなくこの資格を取得することが推奨されています。
ストレングス&コンディショニングI 理論編
NSCA決定版ストレングス&コンディショニングはとても分厚い本のため、NSCAジャパンさんがこの本を理論編とエクササイズ編の2つに分けて、コンパクトに分けてくれました。
こちらが理論編です。
ストレングス&コンディショニングII エクササイズ編
こちらがエクササイズ編です。
NSCA CPSSの教科書: NSCAスポーツ科学の基礎知識
NSCA CPSS (Certified Performance & Sports Scientist)は、 パフォーマンスとスポーツ科学の専門家です。
まだ日本語では受講できません。
最後に
今回は、NSCAが発行している3つの資格の教科書となっている5冊の本を紹介させていただきました。
NSCAはアメリカのトレーナーの団体ですが、どちらかというとチームやスポーツ選手のトレーニングを指導したいというトレーナー向けの団体です。
特に、チームやスポーツ選手のトレーニングを指導したいというトレーナーの方には、CSCSとCPSSに関連する本はオススメです。
特にスポーツ現場で活動したいトレーナーやスポーツ選手のパーソナルトレーニング指導したいトレーナーの方にはNSCAが発行している資格の教科書はオススメです!