ベンチプレスのやり方を解説

ウェイトトレーニングの代表的なエクササイズでもあるベンチプレス。トレーナーはトレーニング「指導」の前にまずは自分自身の「実践」です。

指導でも正しいフォームをデモンストレーションすることは求められるので、「実践」は「指導」の最初のステップでもあります。また、ベンチプレスの対象となる主働筋・協働筋である「大胸筋」「三角筋前部」「上腕三頭筋」の機能解剖学や肩と肘関節の機能解剖学を学ぶ機会にしましょう。

今回の記事では、ベンチプレスのやり方について、最低限抑えておいて欲しいポイントを解説します。

ベンチプレスで鍛えられる部位と筋肉

ベンチプレスでは、押す動作で胸部の筋肉を鍛えられます。

ベンチプレスで鍛えられる筋肉
  • 胸部にある大胸筋
  • 肩の前方にある三角筋前部
  • 上腕の裏側にある上腕三頭筋

ベンチプレスの開始姿勢

ベンチ台にまっすぐ仰向けに寝て、置いてあるバーベルの真下に目がくるように身体の位置を調整します。

5ポイントコンタクトと呼ばれる、頭・肩・殿部・両足の足裏をしっかりと床またはベンチ台に固定します。

次に肩幅より広め、そして左右が均等になるようにバーベルを親指で包むように握ります。この時、手首を背屈しないようにバーベルを握るようにしてください。

手首を背屈した状態でバーベルを握り、ベンチプレスをしてしまうと、手首を痛める原因になります。

バーベルのグリップ幅

ベンチプレスのグリップ幅は肩幅より広めです。バーベルを持ち、上腕が床と平行の状態(肩と肘が同じ高さ)で、肘を90°に曲げたときの左右の肘の距離が標準なグリップ幅になります。

この標準なグリップ幅より広いとワイドグリップ、狭いとナローグリップと呼ばれます。

より大胸筋を鍛えたい場合には、ワイドグリップ、より上腕三頭筋を鍛えたい場合にはナローグリップでやりましょう。

ベンチプレスの動作

開始姿勢でしっかりと手首を固定した状態で、乳頭を結ぶライン上で胸部に触れるまで、ゆっくりと一定のスピードで下ろします。バーベルを動かしている時には、手首の真下に肘があることを意識しましょう。

またバーベルが胸部に触れたら、バーベルを平行に保持したまま、同じ軌道でゆっくりとコントロールしながら開始姿勢まで戻します。

ベンチプレスの動作中には、5ポイントコンタクトを常に保持してください。5ポイントコンタクトを保持しないと、バランスを崩したり、腰を反ったりするなど、ケガの原因になります。

ベンチプレスのバリエーション

  • 大胸筋上部をより鍛えるためのインクライン・ベンチプレス
  • 大胸筋下部をより鍛えるためのディクライン・ベンチプレス
  • ダンベルを使うことで肩の可動域を広げて、より大胸筋をストレッチして筋肥大するためのダンベルベンチプレス
  • ダンベルを使うことで肩の可動域を広げて、より大胸筋上部をストレッチして筋肥大するためのインクライン・ダンベルベンチプレス
  • ダンベルを交互に持ち上げて肩関節複合体や体幹をより安定させるためのオルタネイト・ダンベルベンチプレス
  • 大胸筋に絞って鍛えるためのダンベルフライ
  • 大胸筋をより収縮して鍛えるためのケーブルクロスオーバー
  • 自重で鍛えられるプッシュアップ(腕立て伏せ)

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ジンノウチ シュンアスレティックトレーナー
パーソナルトレーナー歴20年以上。アメリカの準医療資格であるアスレティックトレーナー(2011年)、NASM公認のパーソナルトレーナーを養成するフィットネスエデュケーターとして活動。日本健康医療専門学校スポーツトレーナー養成コースで「NASM CPT養成コース」を担当。